2008-12-06
Salyuを愛する人ってみんなロマンチストじゃなかろうか。
Salyuの歌声は地に響き、天まで昇る。
その歌声は聴き手を震わせ、心の奥底まで揺さぶるだろう。
それは彼女の歌声には、ロマンがつまっているから。
カラオケ受けする2流のメロディーに猿にでも分かる歌詞を乗せる、
商業的シンガーソンガーライターとは、Salyuは違う。
Salyuは歌手だ。
プロデューサーが紡いだ曲という物語に命の火を灯す、それがsalyuの役目。
プロが作った曲をプロが歌う、それがプロとしてのSalyuの役目。
そのプロの中の一人が、この10年間共にやってきた小林武志だ。
Salyuとは小林武志×Salyuのプロジェクトに名づけられたnameである、
とは乱暴に言い切ってしまうと語弊があるが、
彼女が小林の元を離れて僅か1年で彼の元に戻ってきたのは、結局そういうことなのかもしれない。
Salyuは誰より我が強いシンガーである、と認識している。
自分で曲を作れず作り手に依存しているのに我が強いと言うのも妙な話だが、
その難解な彼女の意思を汲み取れるプロデューサーとは、良くも悪くも同じく我が強い、
小林武志のような人物でないと為しえないのであろう。
小林武志のプロデュースはえげつない。
そのあまりにも独自色の強い、好き嫌いの別れる濃い音使いの前に、
レミオロメンの本来の味わいは薄れ、
Mr.Childrenはもはや誰がバンドの舵を取っているのか不明瞭になってきている。
しかしSalyuはあくまで歌手として小林武志の曲に乗っかり、自分の存在をこれでもかと
言うぐらいにアピールしている。
互いの強い我は衝突して相殺し合うことなく、最高のコラボレーションとして化学反応を
引き起し名曲が次々と生まれてくるのだ。
前述の通り、Salyuは非常に気難しいアーティストである。
プロデューサーを容易に選べないと言う境遇は、シンガーとしては不幸なことのかもしれない。
だが、小林武志が作る曲をSalyuが歌うことにより、確かに心振るわせる曲は生まれてくる。
僕はこの2人が世に生み出す曲をいつまでも聴いていたいし、
今の製作環境がいつまでも続いてほしいと思う。
Salyu自身にとっては苦労と挫折を重ねた後、色々と複雑な新曲の中この境遇に立っているのだろうけど、
一リスナーとしては、おかえりSalyuと言いたい。
また自由を求めて飛び立ってもいいけど、いつかは、最後に戻ってくる場所はここであってほしいと願う。
ライブDVDとラジオ公開録音、僕音と立て続けに露出が続いてテンション上がっちまった。
Salyuの声って凄い個性的で小林武志の曲とも相俟って聴き手を選びまくるんだけど、
ここまで入れ込む歌手、俺の生涯二度と現れないと強く確信してます。
デビューからもうすぐ5年、まだまだ元気に頑張って下さい。

